VSC (車両安定性制御システム)

タイヤの横滑りによる事故の防止に貢献

VSCはドライバーの横滑り抑制を助け、車両挙動の安定に貢献します。

NHTSAのレポートによると、VSC装着車は非装着車に比べ、単独事故が乗用車で35%、SUVで67%低減する効果が見られます(図1)。

車両の横滑りをセンサーが検知すると、4輪個々のブレーキ力とエンジンの出力を自動的に制御し、車両の安定性を確保します。
アンダーステアの場合にはクルマを内側に向けるように制御し、レーン内に収まりやすくします。オーバーステアの場合はクルマを外側に向けるように制御し安定させます。

VSCはあくまでドライバー支援のための装備であり、ドライバーのハンドル操作にかかわりなく横滑りを防止してくれるものではありません。また、車両と路面との摩擦力を超えて性能を発揮することはできません。

1980年代後半、トヨタは当時出尽くした感のあったシャシー制御技術の見直しに挑みました。戦車の動きをヒントに生まれたのは、左右ブレーキを別々に制御するという画期的なアイディアであり、この方法で、どうしても止められなかった横滑りを低減することができました。後にVSCと呼ばれるシステムです。多くの難題を克服し、1995年「クラウンマジェスタ」で初採用することができました。


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